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ワンダーランド パズル遊びへの招待・オンライン版

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1−27.チェスのパズル


 チェスは西洋将棋とも言い、8×8のます目を持ったゲーム盤の上で行われる。西洋では古くからチェスの駒や盤を用いたバズルが数多く作られている。ここで代表的なものをいくつか紹介しよう。

 わが国でもよく知られているのが、「8個のクイーンの問題」であろう。
クイーン(女王)はチェスにおける最強の駒で、縦、横、斜めにどこまでも行くことができる。将棋の角と飛車を合わせたものと考えればよい。このクイーン8個を互いに取りのかからないように置くにはどうしたらよいか、というのが8個のクイーンの問題である。
この問題は1850年にF.ナウクによって初めて研究された。
 この問題には12の基本解がある。基本解というのは、一つの解が得られたとき、その解を回転させたり、裏返したり、鏡に写したりして得られる解は別解とは数えない場合の個数をいう。ちなみにこの問題の全解は92である。
 この問題は「n個のクイーンの問題」に拡張された。つまりn×nの盤にn個のクイーンを置く問題である。nが4なら基本解は1、5なら2、6なら1、7なら6ある。nが4から8までの解を1例ずつ[1]に示した。


n = 4

n = 5

n = 6

[1]n個のクイーンの問題の解答例


n = 7


n = 8

「5個のクイーンの問題」もよく知られている。これは5個のクイーンをチェス盤に配して、盤のすべての目にその勢力が及ぶようにする問題で、これは1862年にC.F.ド・ジェニッシュが最初に論じている。この問題は、しばしば「番犬の問題」として紹介されている。ジェニッシュはお互いに取りのかからないように置いて、91の基本解があることを示している。なお、がnが9、10、11の盤でもクイーンは5個で十分である。[2]はnが8と9の場合、[3]は11の場合の例である。


[2]5個のクイーンの問題(n=8,9)の解答例


[3]5個のクイーンの問題(n=11)の解答例

 「けいま跳び」も古くから多くの人が研究している。チェスのナイト(騎士)は、[4]のように動くことができるが、この動きがけいま跳びで、これでチェス盤のすべての目を1回ずつ訪問してもとの目に戻ってくる問題が最も標準的なものである。解答例を[5]に示す。
 なお、将棋盤(9×9)のように目が奇数個の盤では、元に戻ってくることはできない。[4]で明らかなように、ナイトが黒の目から出発したとすれば、必ず次は白、次は黒と、白黒の目を交互に進む。そこで全部回り終わって元の黒の目に戻るには、最後の目が白(偶数番)でなければならない。


[4]けいま跳び


[5]-A


[5]-B


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第1部:|1.迷路|2.リンドパピルス|3.魔方陣|4.知恵の輪|5.まま子立て|6.渡船|7.油分け算|
|8.盗人隠|9.さっさ立て|10.薬師算|11.碁石拾|12.おしどり|13.一小刀|14.ねずみ算|
|15.知恵板|16.虫食算|17.目付字|18.橋渡り|19.ソリテア|20.ハノイ|21.デュードニー|
|22.サム・ロイド|23.移動板|24.消滅|25.パラドックス|26.四色|27.チェス|28.にせ金|


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