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ワンダーランド
ジャグラー小田原の箱詰めパズル天国

第59回 TOPパズル

2011.4.1
使用ピース

問題

特別な図(問題)だけ描いておきます。
まず、絵を描くのが苦手なボクが作った唯一の動物(TOPパズルに於いて)の形である、「牛」。
そしてこのパズルの名前の由来である、コマ(英語でTOP)が2問。
2軸対称の美しい形。名付けて「角欠け」。
“t”、“l(エル)”の2倍体。そして正方形。
立体は「穴開き」、「直方体」、「3回回転対称形」です。

 前回、少し書きましたがこれは難易度・ピース数・単位数のいずれも、第53回「LLL(トリプルエル)」と第37回「Plant」の間のパズルとなります。つまり、LLLをクリアし、次のレベルのパズルは何?と訊かれた時の答えとなるパズルです。

 使用するピースはLLLに“t”を加えたものです。これは、LLLをやって「全部解けた」という時にスムーズにTOPパズルに移行できるようにしたくて、そうなりました。実際、たまに児童館などに持って行き、遊んでもらっていて、この「スムーズな移行」に自画自賛です。

 ここまでこのコーナーをしっかり読んでいる皆さんは、次のように思ったことでしょう。「TOPパズルが全部解けた場合、Plantに移行するのだったら“n”の追加だけでなく、“a”と“b”を交換しないといけないので手間がかかる」。はい、その通りです。そこで、交換の手間がかからないものを計画中です。ここまで書いてしまったのでピースも明かしましょう。それはTOPパズルに“n”を加えたものです。これは、3つの段階のパズルが楽しめるわけで、「スリーステップパズル」との名前で発売を予定しています。

 それがあれば「TOPパズル」で遊べるわけですから、「TOPパズル」という商品は出さないつもりでいました。でも最近、これを2×3×3の箱に入れたら(2単位の空きあり)、なんか可愛らしい。これはプレゼントにいいのでは?という思いが日に日に増しています。そこで「TOPパズル(プレゼント用)」という名前で出すことにしました。

 さてこの「TOPパズル」、質の良い問題を全部集め、平面問題を実寸大(1単位15mm)で描くとA4用紙4枚になりました。4枚もあると、たくさんの子ども達に一斉に遊ばせるには行き渡らせたりするのに時間がかかります。やはり枚数を1枚にするのが理想です。そこで、A3用紙1枚にできる限り問題を詰め込むことに力を入れています。しかもできる限り易しい順に並べたく、何度も書き換えています。さっき、また書き換え作業をしていて、平面16問、立体8問を詰め込みました。かなり納得のいくものに仕上がったので、これがファイナルかな?と思っています。ちなみにLLLも同様の作業を繰り返しています。

ご意見・ご感想を小田原充宏までお寄せください。

●販売商品
TOPパズル(通常版)
品切れ

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