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ワンダーランド
ジャグラー小田原の箱詰めパズル天国

第31回 フレミン

2004.10.1

「フレミン」ピース構成

問題1. 6×6に入れる(139解)

問題2. 4×9に入れる(110解)

問題3. 3×12に入れる(30解)

問題4.2×3×6に入れる(240解)

問題5.3×3×4に入れる(3122解)

問題6〜14.5単位のもの(F・P・T)と4単位のもの(l・n・t)をそれぞれ1ピースずつ除いた6ピースで3×3×3をつくる(6単位と3単位のものを除いた場合は解がありません)。

 あなたはこの1番左のピースの形が何に見えるでしょうか? ボクは「フレミングの左手の法則」の手に見えます。なのでこのピースのことを「フレミング」と呼んでいます。その右側の7ピースはこの「フレミング」に含まれている(どこかを切り落とすとその形になるという意味)もののうち、長方形(正方形含む)を除くすべてというセレクションになっています。ネーミングはフレミングに入っている、すなわちフレミング・インを縮めて「フレミン」となりました。

 このパズルの素晴らしい所は6×6をつくる問題において全ての解を調べた所、内部に長方形ができる解が全くなかったことです。なぜそれが素晴らしいか? それは、長方形が入っていると回転・裏返しにより、簡単に別の解ができてしまうからです。1つの解から対称形の入れ替えや同形同士の入れ替え(置換)によって得られる別の解を誘導解と呼びます。長方形の回転・裏返しによる誘導解は見つけることがかなり易しく、それ以外の誘導解は見つけにくいものです。見つけにくいものを見つける方がより、パズル的なわけで、より楽しめると言えるのです。

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